こんにちは。東京営業の佐藤です。
新年あけましておめでとうございます。
ブログをご覧の皆様、年末年始はどのように過ごされましたか?
私は毎年元旦に必ず初詣に行っているのですが、今年は明治神宮へ初詣に行きました。

初詣と言えばおみくじを引く方も多いかと思いますが、明治神宮のおみくじに吉凶が無いのはご存知でしょうか?
気になったので吉凶が無い理由を調べてみたのですが、明治神宮の公式HPに理由が記載されていました。
<明治神宮公式HPより抜粋>
本来くじ(籤)は神意を占う方法の一つで、神代の昔より神事として盛んに行われていました。
『日本書紀』に天智天皇が皇太子の時、部下が反逆者であるかどうかを「ひねりぶみ」といって、何枚かの紙に文字を書いて折りひねり、この一つを選んでくじ占いをして判断したことが出ています。また民間でも重要なことを決めるのにくじを引くことが多く行われていました。
今日見るような筒の中の棒に数を書いて吉凶を占う方法のおみくじですが、登場するのはそう古い時代ではなさそうです。
いつ頃から始まったのかはっきりわかりませんが、戦国時代明智光秀が織田信長に謀反を起こす(本能寺の変)前日に愛宕山でおみくじを引いて勝運を占った話がありますので近世以降のようです。
さて明治神宮のおみくじですが、戦前まで明治神宮は国家の管理に置かれていたため、神札(おふだ)は授与していましたがおみくじは出しておりませんでした。
戦後に一宗教法人となり明治神宮でもおみくじを出すことになったのですが、明治神宮にふさわしい何か独特のおみくじはないかと考え、当時明治神宮の総代をされていた國學院大學教授の宮地直一氏にご意見を伺ったところ、吉凶のおみくじではなく、御祭神にもっともゆかりの深い御製(天皇の作られた詩文・和歌)・御歌(皇后・皇太后・皇太子などのよまれた和歌)でおみくじを出したらどうかとのご助言をいただきました。
ちなみに明治天皇は93,032首、昭憲皇太后は27,825首もの膨大なお歌をつくられています。その中から特に人倫道徳を指針とする教訓的なものを15首ずつ、合計30首選び、それに解説文を入れて昭和22年の正月から「大御心」(おおみごころ)と題して社頭にて授与するようになりました。
当時は藁半紙(わらばんし)でしかもガリ版刷りの粗末なもので1円で授与しました。今のようなおみくじになったのは昭和48年の正月からです。
また外国人の参拝者増加にともない、おみくじの中より20首を選び「英文おみくじ」として昭和43年、明治維新100年の意義深い年の新春より授与をはじめて好評を博しました。

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