皆様こんにちは。
この書籍は現在家賃滞納のトラブルを主に対応されている、
司法書士の太田垣章子さんが実体験を元に現代の社会的貧困の一端を紹介されています。
私も現在督促業務に従事し紹介されている事例に似たものは何度も体験しているため、とても共感できる
内容でした。
たまたま入り口・きっかけは「家賃滞納」かも知れませんが、滞納者と接してみるとその人の背景や事情から
実は大きな問題を内在し、深刻な闇を抱えている事が多く見受けられます。
親、兄弟との絆、社会との係わり合いが希薄が現代の中で、声もあげない、あげれない人が家賃滞納をきっかけに
表面化する事例と私も向き合っています。
時には行政やNPOの支援や協力を得て、立ち直るきっかけとなる好事例もありますが、すべてうまくいくとは限りません。
時に騙され、時に無駄足に終わることは多くありますが、それでも相手との信頼関係を築くべく日々奮闘しております。
自分の今までの人生を振り返り、今後の人生の歩み方を、滞納者を反面教師にしながら少しでも役立てたいと
思います。
そんな思いを強く抱かせる著書でした。ぜひ皆さんもご一読を。
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