皆様こんにちは。
最近2本の映画を続けて観ました。
自身の仕事に振り返ってみて、色々と考えさせられました。
「マネーショート 華麗なる大逆転」
2004年~2006年全米で起こった、サブプライム住宅ローン危機の際、制度の欠陥を一早く見抜きバブル崩壊を
予想して大手投資銀行や大手証券会社から大金をせしめた投資家の実話をベースにした物語です。
世界金融危機の一因を招いたにも係わらず、何ら責任を負わなかった巨大企業。個人の立場で裏をかいてやった痛快劇
の一方、自身の利益の反対側には多くの苦しむ債務者がある事に悩む主人公を描いて見せています。
「ドリームホーム 99%を操る男たち」
こちらは住宅ローンの返済が出来なくなり、強制的に追い出された主人公が「家族の幸せ」のために、追い出した不動産会社側に転じ、
逆に自身と同じ様な他人を追い出す仕事に就く物語です。
脱法、違法行為をいとわず、強引に追い出し続け大金と豪邸を得るのですが、気がついた時には一番大事な「家族」を失う事に・・・。
視点は違えども、両作品とも強者にとって「住宅」は単なる「箱」であり投機物件の対象でしかない。
全ては「金」であり、「金」をめぐって集まり、争い、出し抜く。勝者が善であり、敗者は悪であるの世界。
そこに住む人々の日々の「生活」や「事情」、「思い出」などは無いものとされています。
私も現在督促業務を中心の仕事に従事しております。
利害が対立する中、最大限当方利益を意識しながら、どうすれば円満に、実現可能な妥協点が見出せるのか、
毎日悩みながら行っております。
どうすれば最善なのか?答えは難しいかもしれませんが、これからも悩みながら行っていきたいと思います。
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